【日本をダメにしたB層の研究・適菜収】マスコミ報道に流されやすい『比較的』IQ(知能指数)が低い人たち

今回はこちらの本の感想です。

読んだ時の心境は知らなかったことをたくさん知る知識欲が満たされた部分と

新しい視点や見方のオンパレードですごく面白かったです。

そもそもB層という表現が全くピンとこない人がほとんどかと思うのですがこの本の定義によると

マスコミ報道に流されやすい『比較的』IQ(知能指数)が低い人たち

となります。

IQに関してはこちらの記事で触れています。

 

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著者は下記の図のように人々を4つの層に分けていて最も人口の多いB層の状況が国の状況に大きな影響を与えているとしています。

 

 

まず、ここで誰もが思うのは自分はどこに属すのだろうかということですよね。

A層 社会の勝ち組

→官僚、財界、大企業都市部ホワイトカラー、大学教授、TVマスコミ、政治改革によって利益が得られる1%の人々

B層 マスメディア支持

主婦&若年層が中心、シルバー層他

具体的なことはわからないが、イメージで政府マスコミを支持する情報に踊らされやすい人々

C層 抵抗勢力

政治改革の危険を熟知し自分で調べ自分の頭で考え理解し、社会に警告を発する人々。※一部の大学教授を含む

D層 社会の負け組

失業等の痛みにより政治改革に恐怖を感じている人々

 

んんーーーよくわからないというか本当にこんな分け方できるのかと思うのも一つの意見、自分の考えにしっくりくると思うのも一つの意見ですね。

 

私のこの本を読んだ限りの印象は現状の日本や世界の政治、経済、歴史の観点から現状にどれほど問題があるかという指摘が面白い。

人類史が始まってからこれまで様々な分野で成功してきた哲学者や政治家を尊敬し、知ったかぶりでいい加減なことを公の場で発言しまくっている今の政治家、著名人に対する的確な誤りのしてきは目を覚ましてくれる一撃を沢山くれます。

西洋史の話を中心にどれだけ世の中の公式とされる情報が誤っているものに満ちているかというのを痛感できます。

どうしても、国、地方自治体の政治家やその道の専門家として発言している人たちの意見や話を聞いていると信じて、自分の選択や生活にそのまま入れてしまいがちですがまさにそういった人たちがB層で最も人数が多いそうとされる。

ビジネスや商売をするなかでもこの層をどれだけ動かせるか、味方にできるかでそういった人たちの勝敗が決まるのが納得できます。

 

特に考えさせられたのは民主主義の概念というか捉え方の部分です。

一般的に社会主義も民主主義も人々の生活を豊かに国を発展させたいというのは共通の部分だと思いますがそのアプローチの違いがあります。

 

民主主義=資本主義という流れで貧富の差が激しい資本主義に異を唱えて人々が平等に誰でも同じように豊かになれるということで一つの政党や組織が全てのルールを決めて様々な経済活動の利益を吸い上げて平等に人々に配るというもの。

しかし、問題はがんばっても、がんばらなくても自分が傍受できる豊かさは同じなので人間の心理としてだったらがんばらないでいようとなるので多くの場合がうまくいかず2択なら資本主義を採用しようという今日になっています。

少しそれましたが、民主主義はまさに民衆がその民意をそのまま民が主だって国を動かすという意味なので一件素晴らしいように感じます。というか私も民主主義っていいなという安易なイメージでしかなかったです(B層だろうか、、(笑))

しかし著者が指摘しているポイントは政治や国政に必要な知識や能力がない大衆(民)がそれを行うとどれだけまずいことになるのかというのを伝えています。

それは、確かにですよね。

特に日本のような世界をリードするような国はかなりの知識と能力が必要とされるはずで、あまり表には出てこない官僚という立場の人たちがうまく舵取りをしています。

日本の場合、表向きには政治家というのは国民が選挙で選んだ政治家が政治のトップを決めるという制度です。

ただ、これだけ国として成熟している場合、色々な忖度、駆け引き、既得権益など様々な思惑が蔓延って純粋な国や人々の発展というのは難しくなるのが自然かなとも感じます。

 

また、B層の用語辞典というのもすごく面白いです。

ちょっと無理くりなこじつけと感じることも多いですが結構笑えます。

興味のある方はぜひ!

 

以下目次です!

 

 

 

目次

B層用語辞典

はじめに 参加したがる時代

第1章 B層とはなにか?

知らないことは言わない方がいい

偽物はこうしてつくられる

モーニング娘。と価値の混乱

小林秀雄と(コスパバカ)

B層とはなにか?

B層は単なる無知ではない

B層は陰謀論が好き

大衆とB層の違い

反原発デモと坂本龍一

(参加)の気分が重要

神奈川県を独立国にする?

現代人の(未来信仰)

 

第2章 今の世の中はなぜくだらないのか?

B層が行列をつくる店

氾濫するB層鮨屋

デブブームは不健康ブーム

エリック・クラプトンのビジネスに学ぶ

口パクを擁護する

自由になれない理由

B層を利用する英会話ビジネス

(国際人)など存在しない

数学を悪用しない

保守を偽装する人々

大学受験の学力崩壊

人権派が政治をダメにする

人権思想はテロの根源

 

第3章 今の政治家はなぜダメなのか?

安倍晋三が進める国の解体

大衆社会とパッケージ

民主党とパッケージ

民主党の3年間とはなんだったのか?

小沢一郎の正体

土井たか子と小沢の売国活動

ポピュリズムはなぜ暴走したのか

ファミコン世代が国を滅ぼす

橋本徹というデマゴーグ

或阿呆の一生

卑劣な人間のパフォーマンス

亡国の船中八策

平気で嘘をつく人たち

伝統文化を破壊する人々

悪人は悪人顔している

 

第4章 素人は口を出すな!

国民は成熟しない

誰もが参加したがる時代

全体主義のロジック

オーウェルと言葉の破壊

民主主義はキリスト教カルト

「民意は悪魔の声である」

おわりに 新しいものはたいてい「嘘」

参考文献

 

 

 



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