前回の記事に続きこちらの本の紹介です
前回の記事→https://newrhizomes.com/bsoukenkyu/
A,B,C,Dのカテゴライズも結構な衝撃でしたが、B層=大衆という考え方にすごく刺激を受けました。
世の中や歴史を知っていくと世の中のほとんどの割合を占める大衆をどうやって動かすかが政治やビジネスの世界で大切だと知りました。
まず、前作も今作も今の日本はダメになっているという前提で話が進むので
世の中はどんどん良くなっていくという考え方の私の考えとは違うので今回はあくまで視野を広げて少しでも知識を増やそうという前提で読みました。
特に政治的な知識は凄く苦手なので面白い視点から政治や国の流れや歴史をみるのは面白いし、特に著者の歴史上の文豪に対するリスペクトが印象的ですね。
正直前作ほどのインパクトは自分には感じなかったですが、それでも自分の知識欲を増やしさらに好奇心をくすぐってくれたのは間違いないです。
目次
B層用語辞典【最新版】
はじめに 保守とはなにか?
第一章 三島由紀夫の警告
スタバではグランデを買うな!
いかがわしい人々
太宰治に会いに行く
三島由紀夫は右翼なのか?
権力は腐敗する
制限選挙を説いたモンテスキュー
「圧力に屈しない」ジャーナリスト
現代の死角
B層とはなにか?
C層とはなにか?
民主主義信者が減らない理由
弱者の集団原理
三島が守ろうとしたもの
第二章 なぜ政治はここまで腐ったのか?
水面下で進行する危機
民主党はなんだったのか?
伝統に対する怨念
信者の思考回路
第二の民主党
橋本を増長させる社会
政治家は政策で選ぶな!
「改革気分」の人々
石原慎太郎の正体
法治国家と遵法意識
レミングの集団自殺
謝ってはいけない
第三章 なぜプロの仕事が尊重されなくなったのか?
素人が暴走する社会
多数決は反知性主義
人のクビを絞める人々
半可通と世論調査
職業としての政治
少し黙ってみませんか
ものまね番組の劣化を憂う
第四章 C層の研究
天皇を中心とした神の国
森喜朗の哲学
歪められた皇室
官僚悪玉論の愚
古典を読もう
決断にスピードはいらない
問い続けること
おわりに 伝統とはなにか?
参考文献