【言ってはいけない・橘玲】残酷すぎる真実

今回はこちらの本!

橘玲さんの「言ってはいけない-残酷すぎる真実-」です。

Youtubeの本要約チャンネルをみて読みたい衝動に駆られどんどん読んでしまいました。

著者はかなり有名な方で、個人的に名前を知ってはいましたが作品を読むのは初めてでした。

多くの人が薄々感じたり、違和感はあったけど具体的に調べたり口にしたりすることが少ない内容を具体的な事実に基づいたエピソードと数字によって驚きとちょっとした衝撃が連続でした。

今回も自分の議事録として書いていきます。

本の中にかなりIQに関することが出てきたので自分の中で比較というか内容を腑に落としやすいなと感じたので人生で初めて自分のIQというものを調べて見ました。

 

IQテスト | 国際IQテスト | 今すぐ開始
世界中で使われている公式IQテスト(平均IQスコア:100)。各IQの結果には、候補者をランク付けする個別の統計が出されます。

 

こちらのサイトでした。

一時間程度かけてテストを真剣にやった後に結果を見るには有料ですという表示がでて、イラッとしてみるのをやめたら、メールが来て半額で見れますときたからたまたま口座に5000円だけあったペイパルで500円程度支払って結果をみました。

結果は「121」

世界の上位18%に入っているとあって1人で結構喜んでいました(笑)

全くどの程度信憑性があるかわからいのですが目安としてすごく本が読みやすくなりました。

内容から個人的にポイントと感じたのはこちらです

✔️  努力は遺伝に勝てないのか

今の社会は知識社会と言われていて1万年ほど前から始まった農耕時代、さらに250年ほど前に始まった産業革命でよりパワーや腕力がある人よりも知恵、知識がある人が経済的に成功しやすい構造に変わっていきました。

狩猟時代が100万年、200万年と言われるので、その時代に出来上がった遺伝子で今の時代を生きるのでどうしても不具合が生じるのは当たり前という説得力。

そこで、子を持つ親は当然教育に力をいれるのですがそれが意味がないかもしれないというタブー。

IQや賢さは遺伝する確率がかなり高い(特に思春期以降)は親に似てくるという話はよくありますが説得力がすごくありました。

つまり、お金と時間と労力をかけても努力ではどうしようもない部分が遺伝子学的に明らかな数字がでているのです。

これは衝撃でした。当然100%の確率論はないのですが数字を見ると明らかな部分が多く、心身の特徴、依存症、精神病、犯罪者になる確率なども明らかに遺伝していると言わざるを得ない状態。

アメリカでは黒人やアジア人の差別が問題、話題になっていますがすごく複雑な問題だというのも改めて実感しました。

全てのことにメリットとデメリットがあってアメリカが世界一の経済大国になったのは多民族国家として発展した反面、黒人民権運動に関する歴史など人種の問題があるのは有名ですが、単に「平等」がいいという話でもないんだなと。

こんな話を今まで聞いたことがなかったのは責任を伴うメディアなどで発信したら大きな問題になってその後処理だけでメリットよりデメリットの方が大きい場合が多いんだなというのも納得です。

黒人と白人のIQは黒人の方が平均的には低い(極端に高いIQと低いIQは黒人の方が多い)

知識社会で経済的に豊かになるのはIQが高い方が豊かになる確率が高いので

当然、白人の方が経済的に豊かになるし、個人個人のステレオタイプもそういうもんでしょという感覚になりそれが人としての関係性まで影響を及ぼしているというところ。本当に深いです。

 

 

 

✔️「頭が良くなる」とはどういうことか-知能のタブー-

親の収入が多いほど子どもの学歴が良くなる確率が高いのは割と一般的に理解をされやすいと思いますがここで面白かったのは人種によるIQの違いとその違いによって平等な社会を作ることが難しいのに平等な社会を目指すという矛盾。

ユダヤ人、アジア人、インド人について

ユダヤ人は別の記事でも書きましたが2000年近い歴史の中に迫害を受けて、故郷がないのでできる限り身内で血を繋ぎ、知恵と知識を受け継ぐことにより生き残ってきたという大枠の内容は知っていましたが同じユダヤ人という括りでも少なくとも3種類に分けられるということ、その内の1種類だけがいわゆる署名人、ビジネス業界での有名な人たちになるとのこと。

アジア人も基本的にIQは欧米人と変わらないのですが、まず華僑の人たちが色々な国でビジネスを展開して裏のコミュニティのようなイメージで経済的に成功しているのは基本的に自分たちよりも遺伝子的にIQが低いコミュニティの中で成功しているそうで、日本人は中国人とIQが同程度なので日本では華僑がそれほど幅を利かせてないのだとか。

欧米で経済的に活躍している日本人は基本的に協調性のある仕事よりも個人の力量でできる仕事で成功しているケースが多いそうです。日本だと個人の力よりも協調性や空気を読む力が求められる場合が多いそう。

 

 

 

✔️ 知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に落ちる人

この項目は割と自分でもなんとなく知識としてもってた内容が多かったです。

高収入で高学歴の親の子どもは遺伝的にそうなる確率が高い(本人の意思は別)

面白かったのは女性側の姓に対する価値観をよりカジュアルにせざるを得ない不都合な真実。

 

✔️  あまりに残酷な「美貌格差」

ここも腑に落ちるポイントが多かったというか、割と一般的な印象に近いのではないかなと思いました。

男女での結婚率が違うのは男性が綺麗な女性と結婚と離婚を何度か繰り返すからだとか、第一印象はその人のイメージの内70%残るっていうのは良く聞いてたし、ビジネスの世界で前線にいるのは綺麗でカッコいい男女が多いのは納得いきます。

でもやはり公式の場ではなかなか言えないタブーに近いなと思いますね。

 

 

✔️  男女平等が防げる「女性の幸福について」

男女雇用均等法や日本は女性の役員が少ないなどの話題が昔からいろいろなところででますが賛否が分かれる微妙なところですね。

女性は家庭にいて家を守るという考え方が古いとか考えが固いという話はよく聞きますが、何百万年で作り上げられた遺伝子を持つ男女がこういった考えにマッチしているかというとそうではない可能性が高いという話。

シンプルに狩猟時代に男性が必要だった空間把握能力や槍のようなテクノロジーを発達させる能力に対し、女性は子育て、木の実を採取する際の情報共有能力などコミュニケーションの部分を発達させた場合、ビジネスの世界で出世したい、勝ち組になりたいと思う女性の割合は男性より圧倒的に少ないのは納得いきます。

ただ、そういった女性でも経済的に豊かになれる方法が年々増えているのと遺伝子も変異スピードも高くなっているので、向こう数百年、数千年で大きく変わる部分もあるかもしれません。

 

 

✔️ 結婚相手選びとセックスにおける残酷な真実

結婚という制度は100万年、200万年の人類史の中でまだ2000年、3000年しかないので当然遺伝子とのギャップはあると考えるのが普通です。

人間と遺伝子にほとんど差がないゴリラ、チンパンジー、ボノボなど大きく性器の形や大きさ、コミュニティの作り方から人類が本来どういう状態だったのかというのがすごく面白かったです。

メスが自分の遺伝子を効果的に残す方法として自分の子供を実際の父親ではないオスに「あなたの子」と嘘をつき子育てをさせて自分はさらに強い遺伝子を求めて生殖に励むというのは遺伝子学的には納得する気がしました。

✔️  女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?

ここは特に興味深かったです。

狩猟時代は声を出すと天敵がくるので声を出さない方が生存確率はあがるのに女性が声を出すのはメリットがないはずなのにそれでも叫ぶのはより強い遺伝子を残すために声によって他のオスの複数の雄を呼び寄せて自分の子宮の中で異なるタイプの精子を受け入れるという衝撃。

科学的な物的証拠がないのですが、本の中に出てくる人間のタイプからすると説得力がすごくあります。

 

 

 

✔️  子育てや教育は子どもの成長に関係ない

何世紀も前の人類が血統に拘っていたというのは意外にも遺伝子学的には妥当だったという部分は確かになと思いました。ただし、教育が内容や遺伝子によっては全く意味のない可能性がある。

これは個人的にはいい意味で捉えました。

子育ての責任の範疇が実際と世の中のルールではマッチしていない気がしていたので。

その点をしっかり認識すると、かなりスッキリします。

 

✔️  「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実

最終的には遺伝子と環境の因果関係はまだまだ研究の余地はあるものの、

少なくともこれまで頑なに、固定概念をもって教育の重要性を訴える意見に対しては不都合な事実がたくさんあって面白かったです。

 

 

 

環境が遺伝子与える影響など次の「もっと言ってはいけない」もすごく面白かったのでまた記事を書きます。

 

 

 

—————————————————————–

・努力は遺伝に勝てないのか

・遺伝にまつわる語られざるタブー

・馬鹿は遺伝なのか

・依存症・精神病は遺伝するのか

・犯罪は遺伝するのか

・遺伝率

・遺伝と犯罪

・頭が良くなるとはどういうことか - 知能のタブー -

・親の収入と子供の学歴の関係は

・人種とIQについてのタブー

・差別のない平等社会を作れないワケ

・「知能格差」の真因とは

・ユダヤ人はなぜ知能が高いのか

・アジア系の知能と遺伝

・知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に落ちる人

・経済格差の根源は何か

・超高学歴でエリート主義のスノッブたち

・強欲な1%と善良で貧しい99%

・日本社会に潜む「最貧困層」

・進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか

・犯罪は「凶暴な男」の問題

・進化のための赤ん坊が殺される

・妻殺しやレイプを誘発する残酷な真実

・オランウータンもレイプする

・夫婦間のレイプはなぜ起こるのか

・実の親と義理の親の子殺し

・家庭内殺人と血縁

・反社会的な人間はどのように生まれるのか

・こころを支配するもの

・心拍数と反社会的行動の因果関係

・犯罪者になる子ども、実業家になる子ども

・「発汗しない子ども」は良心を学習できない

・「賢いサイコパス」と「愚かなサイコパス」

・少年犯罪者や異常性欲者への驚愕の治療法

・脳科学による犯罪者早期発見システム

・子供の選別と親の免許制

・非科学的な人権侵害よりも脳科学による監視社会を

・犯罪と妊婦の喫煙・飲酒

・あまりに残酷な「美貌格差」

・「見た目」で人生は決まる-容貌のタブ-

・写真から性格や未来がわかる

・外見から知性は推測できる

・「最初の直感」の的中率

・「面長の顔」は幅の広い顔に殺されている

・顔立ちによる残酷すぎる損得

・あまりに残酷な「美貌格差」美人とブスでは経済格差は3600万円

・「美貌格差」最大の被害者とは

・会社の業績を上げる経営者の顔とは

・容姿による差別を生む市場原理

・男女平等が妨げる「女性の幸福」について

・「男と女は生まれながらにして違っている」

・男と女は別々のものを見ている

・「男らしさ」「女らしさ」の正体とは

・「母性愛」のもと、オキシトシン

・男女で違う「幸福の優先順位」

・女子校ではなぜ望まない妊娠が少ないのか

・結婚相手選びとセックスにおける残酷な真実

・一夫多妻と一夫一妻はどちらが得か

・メスの狡猾な性戦略

・避妊法の普及が望まない妊娠を激増させる

・低学歴の独身女性があぶれる理由

・女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?

・人の本性は一夫一妻?

・睾丸とペニスの秘密

・女性の性衝動は弱いのか?

・チンパンジーとボノボ

・農耕社会がすべてを変えた?

・女性がエクスタシーで叫ぶ理由

・フリーセックスのユートピアは遠い

・子育てや教育は子どもの成長に関係ない

・わたしはどのように「わたし」になるのか

・双生児の奇妙な類似

・「高貴な血」と「戯れた血」

・遺伝するもの、しないもの

・「こころの遺伝」の明暗

・親子の語られざる真実

・「氏が半分、育ちが半分」の真偽

・言語・宗教・味覚にまつわる遺伝の真相

・子どもはなぜ親のいうことをきかないのか

・「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実

・同じ遺伝子でも違う性格になるケース

・「選抜された22人の少年たち」の実験

・黒人少年が生き延びるたったひとつの方法

・英才教育の無駄と「バカでかわいい女」

——————————————————————

 

 

 

 

Bitly

出前館 配達パートナー募集 the kindest babyfood 税理士ドットコム the kindest babyfood 株式投資型クラウドファンディング イークラウド LINE証券 FX口座開設 不動産の窓口 Money Step【iOS】 クラウドバンク 口座開設プロモーション

タイトルとURLをコピーしました