今回は海外ドラマ「スーツ(SUITS)」の感想です。
基本的にはドラマよりも映画派なんですが、まとめて時間が取れたのとスタートした10年前から大都会ニューヨークのオシャレでかっこいい勝ち組の世界がちょっと気になっていたところにU-NEXTで課金しないで全シリーズみれたのでみてしまいました。
視聴中キャストに「メーガン・マークル」という名前があって調べてみたらまさかのイギリス王室のメーガン妃だったんですね〜
王室から離れてカナダやアメリカに住むというニュースやその原因を暴露したインタビューをみていてあまりいいイメージはなかったのですがドラマの演技を見て一気に印象が変わりました。
シーズン1からシーズン7までは主役のハーヴィースペクターとマイクロスの二人のかっこいい二人を軸に進んでいくんですが個人的にはこの二人がまあ現実に起こりうる結構やばい問題を若干の無理設定がありながらも逆転に次ぐ逆転でどんどん物事を解決していく見応えのあるものでした。
シーズン8、9は一番若手のマイクロスとレイチェルゼインが結婚してシアトルにで新生活をスタートするという設定で出演がなくなるのですが(マイクロスはシーズン9で一部出演あり)そこから正直あまり面白くなくなったなというのが正直な感想です。
ちょいちょい有名映画では見たことあった俳優も出演していたりして驚きもあって面白かったです。
主役はニューヨークで1番の敏腕弁護士のハーヴィースペクター!
勝ち続けるためにルールを曲げるのは当たり前、自分の努力と実力からくる自信は本物でルックスも最高、ナンパをすれば女性はすぐに持ち帰り、20万円するスーツを着こなし、専属の運転手が運転するレクサスで都内を走り回り、マンハッタンとセントラルパークを見渡せる広すぎてオシャレなオフィス、専属の超仕事のできる美人秘書。
世界一の経済大国の最上級の人生をドラマながら見ることができるのはみててやっぱり面白い。
キャストの中では一番自分と職業観、価値観、人生観が近くて感情移入けっこうしちゃいました。
とくにマイクロスや秘書のドナが人間らしいところを指摘すればするほど変化していく姿は勝手に自分に照らし合わせちゃいました。
もう一人の主役、マイクロスは一度見たり読んだりしたものは一回で全て覚えてしまう超天才でイケメンでユーモアたっぷりの青年。
子ども時代の悲しい事件での冷たい弁護士を反面教師として弁護士を目指して順調だったところに、不運と人思いな行動が裏目に出て無資格のままハーバード大学卒しか採用しない超一流弁護士事務所で働くことになるマイクロス。
そしてパラリーガルという弁護士を補佐する仕事をしている美人アシスタントのレイチェル。
マイクロスとレイチェルの関係もドラマにかなりのアクセントをつけています。
展開としては基本的にクライアントからの無理難題の依頼を解決するときの驚きやまさかの展開を楽しむんですが展開の速さと複雑と微妙な人間関係にいままであまり感じたことがなかった「見応え」がすごくあるんです。
また、かなりのアクセントを加えて展開をめちゃくちゃにしてみてる人をおもしろくさせて、ハラハラさせて、イライラさせるのがルイスリット。
ハーヴィースペクターと入社時からライバルでハーヴィーのことを好きで、嫌いで、憧れてて、嫉妬してて、勝とうとなんでもする結構無茶苦茶なんですがある意味必要不可欠なキャラクターなんです。
シーズン1からシーズン7はこのキャストでどんどん進んでいくんですがシーズン8、9
はマイクロスとレイチェルがいなくなります。
マイクロス役のパトリック J アダムスはインタビューで人のために仕事がしたいと言う設定に本来のマイクロスとのギャプを感じたのと家族との時間を撮りたいという話をしています。
レイチェル役のメーガン妃はちょうどロイヤルウェディングの頃なので降りたということなんでしょう。
シーズン9で終わったのは10年という節目だった側面もあったでしょうがこの二人の降板で見事だったバランスが崩れた印象があります。
実際の視聴率はわからないですが、見て感じた素直な感想としてはなんとか頑張ってつくたけど、、という印象ですね。
どんな事にも永遠はないですが良い新陳代謝ではなくバランスが崩れた気がします。
それでも全体を通してさすがプロが作っている芸術だけあってキレとかっこよさは超一流です。
ぜひみてみてください。