日本人アスリートの活躍が日本のスポーツ界に与えた影響

ここのところ、日本人アスリートの活躍が明るいニュースとして日本で取り上げられることが多いですね。

大谷翔平選手がロサンゼルスドジャースとメジャーリーグ歴代最高額となる10年1,000億円以上の契約を結び名実ともに米国のトップアスリートとなりました。

この契約内容はアメリカの全てのスポーツ契約の中で最高なだけでなく、サッカー界のメッシやロナウドなどだけでなく、世界の全てのアスリートの中で最も高額な内容であり、世界一のアスリートと言えるのではないでしょうか。

同じくオリックスからドジャースに移籍した山本由伸選手もメジャー投手史上最高額で契約をしており、日本人選手同士が同じチームでチームの顔になるという出来事は、過去にはなかったのではないでしょうか。

2023年のWBCは、ほぼオールスター級のアメリカ代表にスピードとパワーと技術で勝つべくして勝って14年ぶりの優勝という、日本人としては誇らしすぎる大会となりました。WBC日本代表は村上選手や佐々木選手など若くて実力のある選手が豊富でした。サッカー界やラグビー界も世界一となる可能性をいよいよ感じさせてくれる雰囲気を徐々に感じるようになりましたが、特に野球とサッカーは常に若くて実力のある選手が現れる新陳代謝のいい状態だなと常に感じます。

WBCの映像などに映る選手の雰囲気やコミュニケーションを見ていると、雰囲気がいい意味でフランクになっているように感じます。これで実力が落ちているなら問題ありですが、レベルも上がり、精神論と理論のバランスがすごく良くなっている印象ありますね。

サッカーでもJリーグを経験した日本人選手が欧州の強豪チームでプレーをしてレベルの高い環境で揉まれて、勇ましい姿で日本代表の一員で活躍する姿が普通になりました。もはや、挑むから勝負するという感覚で見れているのが本当にすごいです。最近のサッカー日本代表を見ていると欧州で活躍している選手ですら日本代表の中で控えに回る場合もあるほどです。

昨今の日本スポーツ選手の結果を出す姿や人間性がメディアなど様々なところで拡散されているからか、普通の会社員の世界や日常生活でも明らかに雰囲気や環境に変化が始まっているように感じます。

根っことなる道徳的なところは変わらずとも、結果を出すことに必要な考え方、姿勢、心構え、接し方などが良い方向に変わっていて、悪い指導や接し方などはSNSなどで直ぐに拡散するからそう言った面でもスポーツの影響は大きいと思います。

年末のWBC特番でイチローとダルビッシュ選手の間接的な対談を見ていて、ベースボールではない、日本の野球の大切な価値観を紡いでいく言葉がすごく面白かったし、前述した昔と今の自分の感覚が一致していて嬉しかったです。

WBCで若き侍たちを支えたダルビッシュ有についてイチロー氏「ダルが2009年のチームを繋いでくれた」(ベースボールキング) - Yahoo!ニュース
◆ 「ダルがいなかったらそれは無いですよ」  31日にTBSで『WBC2023 ザ・ファイナル』が放送され、イチロー氏、ダルビッシュ有への独占インタビューの様子が公開された。  番組ではイチロー

2019年にイチローが引退会見で「翔平は世界一の選手にならないといけない」と言っていたところから、誰も文句をつけられない世界一の結果を出すまでになりました。しかも、アメリカのNBAやNFLの選手たちも含めてです。

この大谷翔平選手の生き方、考え方、情熱の三本軸は今後の日本が幅広く世界で活躍する見本になる気がしています。特に悪影響な古い価値観や意地の悪い誘導的な質問や取り組みを徹底的に排除してシンプルに合理的に行動する。目標に向かう。そして結果を出す。メディアでの発言や姿勢しか見ることができないので個人的なプライベートでの人となりは想像するしかできないですが、どんな発言などを聞いていてもブレがないのでそれほど、世に出ている本人との距離があるとは思えないです。

ビジネスの世界ではフィジカルは関係なく資本主義の中で勝負できるので高度成長期はアメリカに追いつけ、追い越せという勢いでしたが、結局アメリカの圧力により、自動車、半導体、航空業界などは発展しきれなくなっています。その分他の分野の発展を差し引けばうまく立ち回ったと取れるかもしれないですがこれは意見の別れるところです。

個人的には日本のプロ野球やJリーグの年棒も欧米と同等の水準になると、国全体が経済的に豊かになる状態になればいいのかなと感じますが、その分、欧米のように今よりさらに格差が広がる懸念があるので、理想は、そこで日本の良いところである「和」も乗っかると世界には無い良い状態になるのではないでしょうか。ほぼ避けられないと言われている1億総貧困に向かう状態から1億総裕福の状態になれば今は生まれていない次の世代にもいい形でバトンタッチできる気がします。

一つ、大きな変化と感じるのは「和」を大事にしながらも自分の意思や考え方をしっかり持って理想の生き方や状態を手にいれるしつこさみたいなものも大事になるのではと感じます。

今、官民一体で日本からのスタートアップやベンチャー企業を元気にしようという動きがありますよね。

次代を担う新星たち 2024年注目の日本発スタートアップ100選|前編(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース
「新しい日本」を担い、けん引していくのは誰か──。 社会全体でスタートアップ育成の機運が高まる今、注目したいのが次世代の新星たちだ。販売中のForbes JAPAN2024年1月号の起業家・スター

このサイトにあるような企業がどんどん増えて世界をリードするような会社になっていくとさらに良くなっていくのでは無いでしょうか。

また、それに関連して、日本が良くなるための戦略であるこの記事すごく面白いです。

日本の歴史とサイクルとこれからの方向性がすごくしっくりきます。

スタートアップが鍵:人口5000万人に減っても2倍豊かな「日本4.0」を作る | Coral Capital

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