著者は金融機関で30年近く勤務した後、20代の頃から始めていた株投資と利益を再投資することにより複利で資産を増やしていて早期リタイアを実現しています。
会社で出世する道もありましたが自らが時間をかけて作り上げた資産で生活できるようになり、会社員として最も収入が高い時に辞めて自分の大切な時間を使いたいものに使う選択をされています。
まさに、多くの方の理想に近い生き方ではないでしょうか。
お金、生き方、家族、友人、価値観の部分ははっきりいってかなり千差万別なので、この著者や他の他の資本家の方の考え方をしっかり理解しながらも
自分の考え方、価値観、生き方を生きるための参考にしたらいいのではないかと思います。
お金は稼ぐよりも使い方の方が難しくて大変、、、、
ということで金融資産の王道”株”について初心者が結構深くまで勉強できる最適な本をみつけてしまいましたので今回と次回で2冊記事にします。
株、Nisa、iDeCo、信託投資などなど違いが良くわからない、何が良いんだろう、、という人必見です。
「何が良いんだろう」についてですがこれは正解はないですよね。
うどんとそばどちら派?と聞いたら結構別れると思います。
どちらを選んでも正解だし、選ばないのも正解です。
また、前提として、毎月の収入が決まっていてその運用をどうするかということなので、
自分が仕事をして収入を増やす、色々な収入口を手に入れる、労力に対する収入額を増やすレバレッジについてなどは別になります。
人生で大切なコミュニティ、生きがい、やりがい、本気、人のため、世のためとなると別枠として考えてもらえればと思います。
当然、投資に全ての時間とエネルギーを投下している人もいますがそういった人はまたさらに別です。
今回も自分の議事録として復習も兼ねて記事を書いていきます。
自分なりにこの分野は時間を多く割いて情報収集していますが
かなり多くの点で色々な信頼できる方が発信している内容の共通点がありました。
まず、初心者向けは実は日本株より米国株だという点。
向こう20年、30年以上で市場をみたときに、日本より圧倒的に米国の方が市場の伸び率、規模、仕組みが良い。
(現時点でカントリーリスクの高い中国よりも)
今から20年、30年前の日本と米国の平均株価はそれほど大差がなかった。
にもかかわらず2021年の時点でその差は米国の方が10倍近くになった。
MLBとNPBの年俸平均をみても同じような現象が見える。
これは色々な要因が考えられて、色々な意見があると思いますが、
根拠と考えられるのはこんな感じです。
米国の市場が日本に比べて圧倒的に世界中からお金が集まっている、
経営という点において日本よりシビアで強者が多い分、切磋琢磨がすごい。
国が手動で金持ちがさらに金持ちになるような仕組みにした。(当初の思惑よりも格差が問題になっている)
企業や銘柄に対する格付けの審査が日本より米国の方がはるかに群雄割拠。
日本や中国は人口のピークを終えて減少に転じているが米国は人口が増え続けている。
世界の人口は30年、40年先までは増え続けるので世の中に出回るお金は増え続ける。よって投資が上手な米国、日本などの企業が成長し続ける可能性が高い。
米国株に比べると日本株の方が色々な面で劣っているように見えますが、
現時点で日本金融市場の取引額は中国よりも上!つまり世界2位です!
日本もすごすぎると思いませんか!?人口でいったら日本より多い国だって沢山あるのにこれだけの結果になっているっていうのは優秀な日本人、日本企業が多い証拠。
日本全体的に人口が減っていく、少子高齢化をネガティブに捉えている風潮が
強いように思いますが、絶対そんな事ないと思います。
私の基本的な考えは人類は常に進化して前進しているですから、
要はやり方、考え方、向き合い方、捉え方、解釈!
米国のトランプ元大統領は外から見ている分には面白かったですが
「偉大な米国を取り戻す」というのはあまり好きじゃなかったですね。
私の前提と違います。人は昔も今もこれからも前に進んでいくので。
PROLOGUE 米国株でFIREを果たす
・米国株投資は英語ができなくても大丈夫
解釈が難しいところですが、著者は米国のポピュラーな有名な株を買うので日本でも比較的情報がとりやすいという点で英語は必要ないと伝えています。
なにかネガティブな情報などがあってもすぐにニュースになるので情報が少なくて困ることがない。
ある程度英語ができる場合は別途米国の有益な英語でもページなども紹介してくれています。
また、中長期の運用なのでデイトレードのようなその場その場の値動きに一喜一憂する必要がないのも特徴のようです。
・きっかけはアマゾン・ドット・コム
著者は当時赤字なども続けていたGAFAMの一角!アマゾンの株を買っています。
実際に使ってみてすごくよかったのでこれはイケる!という感覚だったそうです。
この「いける」と思う感覚がどれだけの努力とセンスの割合なのかが難しいところですね。
実際に使ってみていいものなんて世の中いくらでもあるし、良いもの作ってても業績の良くない企業なんて世の中にごまんとあります。
毎日、どういう生き方をしたいか、将来にしたいかというのを考え続けているとおのずといい情報を引き寄せて、チャンスもめぐってくるんだろうなと思います。
それをまさに体現した方だなという印象です。
・一度買ったら長く保有し続ける「バイ&ホールド」
この著者の運用スタイルは中長期保有なので年利3、4、5%~10%、20%の商品を使い分けています。
利益を10年以上出し続けているところは体力や危機管理能力に優れているので1次的には下がることはあっても長い目でみたら必ずプラスになる。
ITバブル崩壊、リーマンショックなど10年に1度や2度は必ず大きな下落があることはわかっていてそれも含めて長期で利益のでるものを選ぶべきとのこと。
STEP1 米国株最強の9つの理由
1、長く安定的な収益実績があり、連続増配している銘柄が多い
2、高いブランド力を持ち、世界でビジネスを展開している銘柄が多い
3、大きな企業でも高い成長力がある。
4、プロの経営者が経営している企業が多い
5、株式市場のスケールが大きく、世界中から資金が集まっている
6、株式市場の透明性も高く投資環境が整っており、新陳代謝も活発
7、米国株はずっと値上がりが続いている
8、米国株は何度暴落しても、異次元の回復力がある
9、人口が増えて国力が成長し、生産も消費も増え続ける
STEP2 いまさら聞けない米国株投資の超基本Q&A
Q、米国株はどこで買えますか?
Q、いくらから米国株投資を始められますか?
Q、米国株投資の軍資金はどう貯めればいいでしょうか?
Q、米国株は上級者向けで、初心者向きではないのでは?
Q、英語がまったくダメですが、米国株投資はできますか?
Q、金融や経済に詳しくないのですが、米国株投資はできますか?
Q、米国株はETFのみで、個別株に手を出さなくてもいいですか?
Q、これからは米国株より中国株じゃないですか?
Q、日本とアメリカの時差は米国株投資の障害になりませんか?
Q、円高・円安による為替リスクが心配ですが大丈夫でしょうか?
Q、資金が少ないのですが、米国株投資は信用取引もできますか?
Q、米国株で儲けた利益には税金がかかりますか?
Q、アメリカ人の多くは株式投資をしているというのは本当ですか?
STEP3 エル流 米国株選び6つのポイント
1、自分がよく知っている製品・サービスを扱っている
2、ポピュラーな企業で情報が入手しやすい
3、高い収益性・競争力がある
4、成長性が高い
5、10年以上にわたり、増配した実績がある
6、売上高営業キャッシュフロー比率が20%以上ある
1つのセクターに偏らないように10銘柄程度で分散投資
エル流指標に「ROE」「自己資本比率」が入っていないワケ
STEP4 目的別 米国株投資の最強ケーススタディ6選
中長期米国株投資の第一選択肢は「米国株ETF」
CASE1 20代から貯金感覚で超長期投資
CASE2 20代で、40代での「FIRE」を目指して投資
CASE3 30代で、50代での「FIRE」を目指して投資
CASE4 30代~40代で定年退職後の資産形成を目指して投資
CASE5 1000万円から1億円超えを狙って投資
CASE6 1000万円から10年で1憶円越えを狙って投資
エル流「最強の10銘柄」はこれだ!
STEP5 エル流 早期リタイア成功4つの条件
早期リタイアするための4つの条件
早期リタイア後のお金問題をクリアする
年収1000万円を捨てて「失ったもの」「得たもの」
退職前後でお金の使い方は大きく変わらない
配当・分配金がセミリタイア生活の不安をやわらげる
早期リタイア後の投資との向き合い方
保有米国株全リストはこれだ!
おわりに
今回は目次だけで興味がある人なら読みたくなってしまう内容ばかりだったので
あえて目次だけにしておきます。
賢く、前向きに自分の人生をつくっていきたいですね。