【球春到来!】W杯後に開催されるWBCについて考える

 

《2023年シーズン到来》

いよいよ2023年のベースボールシーズンが始まりますね。

その前に野球の世界大会であるWBCが始まります。

国内ニュースはメジャー組の宮崎へのキャンプイン動向やアメリカ国内でのメディアの取り上げ方などが取り上げられており、国内組のキャンプ状況も毎日盛り上がっています。

サッカー界でのニュースで香川真司が国内リーグに戻ってきた際に、日本では野球の方が人気だというのが新鮮だとインタビューで答えていたのが新鮮でした。

この発言からも分かるようにサッカーは国内では野球より後発組であり、認知度はあるものの、ビジネス側面からするとまだまだ野球がリードしている状況です。

2022年のW杯で日本が1次リーグを突破したときは大いに盛り上がりましたが玄人からするとクラブW杯の方がレベルが高く、面白いと言われることがよくあります。

実際、最高峰の選手を高額年俸で揃えまさに国籍関係なく実力のみで選出できる大会なのでそうなるのも当然です。

 

ただし、サッカーの場合は世界的な歴史が古く競技人口も多いため国別対抗戦は非常に盛り上がります。

 

このロジックはWBCでも言えるかと思います。

WBCよりもMLBの方が選手の本気度や優先順位と集まり具合を見ればわかります。

 

日程的にもメジャー選手はちょっとレベルの高いオープン戦のような感覚の選手が多く、特にピッチャーより野手の方が出やすい傾向があるのではないでしょうか。

投手は投げれば投げるほど肩を消耗すると考えらえており、球団の参加許可も出にくいです。

また、各国の分布を見ても日本、韓国、台湾を除いてほぼ北米、中米の国に有望選手の偏りがすごいです。

歴史の浅さと政治とビジネス界の力の入れ具合が現れています。

そこでWBCの意義について考えてみたいと思います。

 

■WBCをやる意義は?

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は、世界中の国々が代表チームを結成し、互いに競い合う野球の国際大会です。WBCの意義は、以下のような点が挙げられます。

  1. 国際的な野球の普及促進:WBCは、野球を愛する人々が、国籍や文化の垣根を越えて一緒になって楽しむことができる機会を提供します。また、WBCによって、野球の国際的な認知度が高まり、野球がさらに世界的なスポーツになることが期待されています。
  2. 世界中のトッププレイヤーが一堂に会する機会:WBCには、各国の代表チームに選ばれたトッププレイヤーが参加します。彼らが一堂に会することで、異なる文化やスタイルを持つ選手たちがお互いに刺激しあい、より高いレベルのプレーを見せることが期待されます。
  3. 国際的な交流の促進:WBCには、各国の代表チームが参加します。各国の代表チームが一堂に会することで、文化や言語の違いを超えて、国際的な交流が促進されます。このような交流は、国際的な理解や友好関係を深めることができます。
  4. 野球の発展に貢献すること:WBCは、野球が盛んでない国々にも、野球の楽しさや魅力を広めることができます。また、WBCに参加することで、各国の代表チームが高いレベルの試合に出場することができるため、自国の野球レベルの向上につながることが期待されます。

以上のように、WBCは野球を愛する人々にとって、国際的な野球の普及、トッププレイヤーによる高度な競技、国際的な交流、そして野球の発展に貢献することなどの意義があります。

 

■WBCの各国の力の入れ具合は?

WBCの各国の力の入れ具合は年々変動しますが、一般的にはアメリカ合衆国、日本、韓国、ドミニカ共和国、プエルトリコ、キューバ、オランダなどが強豪国とされています。

特に、アメリカ合衆国、日本、韓国の3か国は、WBCが始まった2006年以降、毎回決勝トーナメントに進出しています。アメリカ合衆国は、2017年大会で初優勝を果たしており、日本も2006年大会、2009年大会、2013年大会で優勝しています。韓国も2006年大会と2009年大会で準優勝しており、常に上位を争う強豪国の一つです。

また、近年は、パナマ、イスラエル、イタリアなどの国々も力をつけてきており、予想外の結果を出すこともあります。WBCは、各国の代表チームの力の均衡がとれており、常に予想がつかない戦いが繰り広げられるため、野球ファンにとって注目度が高い大会の一つです。

 

■WBCの出場選手の年棒比較は?

WBCの出場選手の年棒は、各国のチームや選手の状況によって大きく異なります。一般的には、アメリカ合衆国のメジャーリーグベースボール(MLB)に所属する選手が最も高額な年棒を得ていることが多く、その他の国のプロリーグやアマチュア選手の場合は、年棒が低いことが多いです。

MLBに所属する選手の年棒は、上位選手で数千万ドルに達することもあります。一方、日本プロ野球(NPB)や韓国プロ野球(KBO)に所属する選手の年棒は、MLBに比べると低い傾向があります。また、MLB以外の国々のプロリーグやアマチュア選手の場合は、年棒が更に低いことが一般的です。

ただし、WBCに出場する選手たちは、代表チームの一員としてプレーすることが最優先されるため、年棒の高低はあまり問題にされません。WBCに出場する選手たちは、代表チームのために全力を尽くし、国の誇りをかけて戦うことが期待されています。

 

■サッカーよりも野球の方が海外移籍の年齢が高いのはなぜ?

野球とサッカーの間には、様々な要因が関係しているため、単純な理由はありません。ただし、一般的には以下のような要因が挙げられます。

  1. 選手の発掘・育成の方法の違い:野球では、高校・大学からプロ入りする選手が多く、大学卒業後にプロ入りする選手も多いため、20代前半に海外移籍する選手は比較的少ない傾向があります。一方、サッカーでは、10代からプロ入りする選手も多く、20代前半に海外移籍する選手が多いため、年齢が若い傾向にあります。
  2. 海外移籍市場の違い:野球では、メジャーリーグが世界最高峰のリーグであり、MLB以外に有力な海外リーグが存在しないため、MLBへの移籍が選手たちの最終目標となります。一方、サッカーでは、世界中に多くの有力なリーグが存在し、欧州のトップリーグであるプレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガなどには多くの選手が移籍しています。
  3. 競技人口の違い:野球は、アメリカを中心にアジアや中南米などで人気のあるスポーツですが、ヨーロッパやアフリカなどの地域ではあまり普及していません。一方、サッカーは、世界中で人気のあるスポーツであり、競技人口が野球よりも圧倒的に多いため、海外移籍市場がより活発になっています。

これらの要因により、野球の場合、20代後半から30代前半にかけて海外移籍する選手が多くなっています。

 

■日本と米国の野球レベルはどう違う?

日本と米国の野球には、いくつかの違いがあります。以下に代表的なものをいくつか挙げてみます。

  1. プレーのスタイル:日本の野球は、小技やチームプレーを重視する傾向があります。一方、アメリカの野球は、パワーとスピードを重視する傾向があります。例えば、日本の野球では、バントや盗塁が頻繁に行われますが、アメリカの野球では、ホームランやストライクアウトがより多く見られます。
  2. レベルの高さ:一般的に、メジャーリーグは、世界最高峰の野球リーグとされています。一方、日本プロ野球は、メジャーリーグに比べてレベルが低いとされています。ただし、日本のプロ野球には、テクニックやチームワークなどの面で優れた点があり、日本の野球独自の魅力があります。
  3. チーム編成の違い:アメリカの野球では、ベースボールカードと呼ばれるカードを集めて、自分だけのドリームチームを作るという遊びが一般的です。一方、日本の野球では、選手のポジションや役割を考慮したチーム編成が重要視されます。
  4. ファン文化の違い:日本の野球では、応援歌やチャンステーマが重要な役割を果たします。また、観客席での応援の仕方にも、独特のマナーがあります。一方、アメリカの野球では、ビールやホットドッグなどの飲食物を楽しみながら、ゆったりとした雰囲気で観戦することが一般的です。

以上のように、日本とアメリカの野球には、プレーのスタイル、レベル、チーム編成、ファン文化など、多くの違いがあります。しかし、それぞれの特徴を活かした野球文化が根付いていることも事実です。

 

 

 

 

 

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