【仕事2.0・佐藤留美】人生100年時代の変身力。一つの会社で一生を終える事はもはや不可能.

 

今回、紹介する本はこちら「仕事2.0」です。

帯に書いてある「一つの会社で一生を終えることはもはや不可能」と言う言葉がすごく好きで、時代の変化を感じるのが好きなのですぐに好奇心をくすぐられて買いました。

「人生100年時代の変身力」というのも非常にそそられます。

大学を卒業して、当時の一部上場企業(今で言うとプレミアム)に入社して、同期が様々な理由で3年以内に半分くらい辞める中で9年勤めた時に、全く知識や経験の幅が広がらない危機感をそのままにせず怖がりながらも情報収集しながらできる行動をしてきて本当に良かったと感じます。

実際、2022年現在でも日本の労働人口の中で転職経験者は約半数の人と言われています。それでも一昔前に比べたらかなり多いとは思いながらも一つの会社で一生を終える人も半数以上いるわけで全然不可能ではないですよね、、という揚げ足をとるようなことは置いておいて。

転職に対する価値観が多様化して当たり前になって久しいですが改めて働き方や生き方についても含めて本の感想について好きな事を気の向くままに書いてみようかと思います。

最近の仕事の究極の個人戦を生き抜く新しい働き方とは、過去を捨て変身し続ける勇気を持て。と言うのも著者が様々なところでコメントしています。

社会人になりたての時の自分の考え方として極端に二つありました。

①深く狭く②広く浅く

世の中には二つの生き方しかなくて①は終身雇用で一つの会社で定年退職まで勤め上げる人。②は転職を繰り返して色々な意味で深みが出ることがない浅い人。

これだけ多くの人がいるのにこの二つだけにカテゴライズしていた自分の少なすぎる経験と知識に自分でもびっくりですが、当然自分の知識と経験だけでしか自分の考え方は作れないのでそれだけ情報強者になっていくと言うのは大切だと言うことですね。

例えば一つの会社で定年まで勤め上げる人でも同じ会社の中でどんどん自分の経験と知識を増やしながら様々な事に積極的にチャレンジして経験を積む、無形資産、有形資産を沢山増やす人から、同じ会社で勤め上げた後に暇すぎる定年後の生活をする人までその幅は本当に色々あるかと思います。

その逆も然りで転職や独立を繰り返しながら自分の社会的価値を高める人から、転職を繰り返してただ事務処理能力を活かすだけで定年退職してからほとんど何も残ってないというかやる事がないと感じてしまう人まで様々かと思います。

人生100年と言われる中で、資本主義で生き抜く力と身体に対する投資と確実に行って行くことが大切と思います。

ただ、こういった考え方に圧迫されるようでは本末転倒なので自分が好きで面白くて心が動くことと必要なことがうまくつながるといいかと思います。

 

この本で指摘されている点は様々なところで情報が広がっています。

終身雇用と時代の不一致、副業の解禁、経験を増やす必要性、人間性が重要視されてきている、資産のタイプと増やし方などなどです。

知識や経験は積み重ねるものですが、捨てたり忘れたりすることも場合によっては必要だと言うのは様々な仕事や私生活の場面で直面します。

特に若い人たちと接する時にその違いを痛感します。まだまだ浅いなと自分よりステージを下に感じる場合と逆に新しい価値観を吹き込んでくれる場合にその見極めが難しかったりします。

何千、何万年と言われる人類の歴史の中で新しい世代が新しい進化や知識を作ってきたのは間違いなく、そのサイクルも早まる一方です。

特に情報の質とスピードは上がる一方なのでそれらに適応するための基礎を非常に学べて刺激になる一冊です。

 

以下目次になります。

 

目次

はじめに 〜自分でキャリアを創る「仕事2.0」時代へ〜
安定思考に回帰する若者たち
激減する「昭和の人生のすごろく」コンプリート率
100年人生を生きる覚悟が必要
過去のロールモデルが役に立たない

第一章 現状維持では老後崩壊、今そこにある危機
「ライフ・シフト」が示した未来
3ステージの人生は通用しなくなる時代
老後資金はいくら必要なのか?
老後資金を確保する5つの方法
健康寿命は74.9歳
現貯金より「無形資産」を蓄えよ
変化への対応力で格差が生じる
職業人生を延ばす3つの働き方
「昭和型会社人間」からの脱却
テクノロジーへの対応
求められる「コミュニティ・デザイン力」
「シーソーカップル」の可能性
100年人生、会社との付き合い方
管理職の門戸は狭い
労働時間は減っている
「貢献寿命を延ばすには」

第2章 日本型雇用の”終わり”が始まる
「人生100年時代」と相性が悪い日本型雇用システム
日本の正社員は”三無”
日本型雇用が時代に合わない理由
ビジネスの変化に対応できない
仕事は会社単位からプロジェクト単位へ
新卒一括採用最大のデメリットは格差の固定化
日本型雇用は変われるか?
高額初任給企業が続々、変わる新卒”一括”採用
ジェネラリストの悲哀
エンジニアに初任給40万円超を支払う企業が続々
「一律初任給」を廃止したサイバーエージェント
初任給横並びは滅びる
副業解禁企業が増える
マネジメントの役割も変わる
ソフトバンクの100年人生対応策

第3章 本当は怖い「働き方改革」の話
働き方改革はサラリーマンの副音か
長時間労働の規制で残業時間は減るのか
先進7カ国で最低の生産性
「高プロ」は怖いのか?
会社と社員の関係が変わる
「一億総活躍」「人生100年時代に隠された意味」
医療費はもつのか
世耕大臣「新卒採用なんてやめてしまえ」
「自立型キャリア」を促す企業の本音と建前

第4章 100年人生を生き抜く働き方
クビになる準備はできているか?
未来の子どもに劣る存在に
5年先に使える知識は15%
過去の経験が致命的な間違いを呼ぶ
日本にも「プロ学生」現る
クリエイティブ系やデジタル系の新卒の大半は「プロ学生」
「ルーキー」に年齢は関係ない
もっとも成果を出すのは、脂の乗った時期に挑戦する人
コンフォートゾーンを抜け出す
古い経験と知識を捨て去る「アンラーン」
働きと学びを統合する
ワーク”アズ”ライフの時代
新規事業が稼ぎ頭に
「30代のモヤモヤ病」の理由
学び≒振り返り
”楽屋芸人”で終わっていいのか
専門と新しい「何か」の掛け算
「痛み」を感じたときに成長する
ワンランク上の人と付き合う
オジサン同士で戯れるな
「副業1.0」から「副業2.0」へ
新生銀行が副業を解禁した理由
副業は”変身”に有効
一つの会社に奉公するリスク
副業の様々な課題
嫉妬で足をすくわれる
副業で心身を病まない方法
「副業2.0」という働き方
「W正社員」という働き方
疲れとストレス問題
大企業人事担当、人気講師になる
”他流試合”で腕を磨く
地元で活躍、週末マーケター
本業と副業と学びが三位一体の働き方
ヤフー、週休3日社員の本当の狙い
週休3日でも給料が上がる人、下がる人
柔軟な働き方により定年がなくなる
環境要因と自己責任の両方を振り返る

第5章 人生100年時代の「大人の学び」
なぜ日本の会社員は勉強しないのか
活躍している同期は3割
「大人の学び」が広がらない環境要因
大人が学ぶ教育機関、成人教育の仕組みが不十分
手厚い海外の「大人の学び」支援
教師も教科書も教室存在しない学校
求められるのは「問いを立てる力」
大人の学びとは「体験総量」を上げること
現代は「経験獲得競争社会」
全社員に15%の社内副業を奨励する丸紅
ベンチャー企業で社長の右腕を経験する
「大人のインターン」経験
NTT西日本社員のベンチャー修業
大企業とベンチャーのスピードの違い
本を読むことは「代理体験」
本はケンカしながら読む
ネットワークも「代理体験」
人に教えることで自分を知る
「ワークショップ温泉」にのぼせるな
VUCAワールドでサバイブする力
非認知能力を鍛えれば認知能力が上がる
ニューエリートの前提条件「性格スキル」
ビッグ・ファイブが人生を決める
大人も伸ばせる性格スキル
性格スキルの鍛え方
成長そのものが幸せの鍵
なりたい自分に近づくと幸福度は上がる
テクノロジーで変わる「大人の学び」の未来

終わりに 〜一歩の踏み出しが人生を変える〜
自分を取り巻く環境と自分の関係性を振り返る
つねに自分をマイナーチェンジする意識を



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