【30代の働き方には挑戦だけが問われる・小杉俊哉】将来像を定める準備を始めよう

今回の書評はこちら「30代の働き方には挑戦だけが問われる」です。

30代になったときに新卒で入った会社での自分の仕事にある程度納得のいくやり切った感情が出始め将来のキャリアをどうしようかと考えていたところから自らのステップアップのために日々情報収集をしていたときに出会ったのがこの本です。

自分から行動することの面白さと必要性をすごく感じることができるほんで本当に面白かったです。

今回は目次ごとに感じたこと、思った事を書く形式にしますね。

もくじ

・会社は30代のどこをみているのか?

30代といっても会社の規模や業種、職種によってみてるポイントも全く違うというのが当然です。例えば規模が小さい会社では30代ではもう役職がついて役員とか社長という場合もあるでしょう。大規模な会社ならまだまだ役職がつかない場合もあります。

ここでは一般的な会社勤めで新卒から働いている場合、仕事も覚えて一人前で仕事をしながらも上司からいよいよ会社の重い責任の仕事を任されながら部下の管理や教育をする必要もあるなかなかタフな時期。でも逆にすごく自分の動き次第で楽しめまくる時期。

会社からの目線だと会社の成長、生存のためにどういったポジション、仕事を任せれば一番いいかというところと仕事ができて有能な社員ほど意思を聞いて合わせるが大事なポイント。

・1000人を面接して気付いた事実

私もこれまで約延べ1万人の人と直接対面で会う中で気づいたことはたくさんありました。

初めの頃は自分のバイアスというか価値観で人を見るのでどこか優劣みないなものを自然につけていた気がしますが、本当にたくさんの人と触れるとどんな人にも人より秀でているものがあるというのが気づいた大きなものでした。

なのでそれをどう引き出して、深掘りして、自分で増やしたデータを元に少しでも相手にメリットがあるような関わりをしてきましたが、自分も含め完璧な人はいないので、全ての人に良い関係を築くのはできないですが、より多くの人と実際にオープンな関係を築くにはまず人の嫌なポイントを押さない。そこから自分は相手に興味があるというところしっかり示す。

特に30代に入って自分のキャリアに対して冷静に棚卸しをして、情報取集をして、積極的に実際に何かしらの変化を起こすのは全体の2割くらいだなということです。

残りの8割の人が悪いとか良いとかではなく、あくまで全ての人が自分の中で最善の選択をするということです。

一つ残念なのは自分で選んだつもりでも他人のアドバイスや助言をそのまま鵜呑みにしてうまくいかなかった場合に被害者意識を持つことです。これは本当に残念です。

・評価される30代に共通するひとつの習慣

どんな仕事や職場でも評価される人は日本では協調性があり、真面目に、誠実に仕事に取り組む人です。

ここで30代に共通するひとつの習慣と言っているのは個人的に視野の広く俯瞰的にみる習慣かなと思います。

視野が広いと優先順位の付け方も上手くなりますし。経験からくる様々な選択肢が増えます。

・挑戦したものだけがチャンスを手にする

筋トレをすると筋肉痛になってより強い筋肉がつく、やったことのない仕事に挑戦するとできるようになり、自分に対する周りの評価、認識、人間関係などが波紋のように広がりチャンスをものにする準備ができ、チャンスをものにしていくというシンプルな流れですね。

人類は猿人類`のときから色々なことに挑戦し続けてここまで発展しました。

挑戦というとかなり特別な印象を持つ場合もあるかもしれないですが、要は今の自分よりも前に進んでる感覚に自分がなっていればなんでもいいかと思います。

・「失敗するリスク」なんて初めから存在しない

この考え方も大好きです。「失敗」という言葉は結構ネガティブですがそもそも私個人は失敗という感覚はあまりないです。全部「階段」と考えるとそれがないと上に登れない。前に進めないんですね。

どんな出来事も自分の解釈次第。足かせにするのも、加速機にするのも自分次第ですね。

・「リスクを取らない」選択が通用した時代は終わり

戦後世界各国は人口増加に合わせて経済も成長して先進国を中心に成長し続けてきました。

つまり何をやっても基本的には通用するしうまくいっていた。この流れは今後まだ続きますが、日本だけに限って言うと少子高齢化による影響でそうそう上手くいかなくなっているためこれまでとは違う挑戦、つまりリスクをとる必要があるということです。

世界の先陣として自分がワクワクして面白いリスクを取ることを心がけてますがそういった日本人が少しでも増えると最高ですよね。

・「若気の至り」を積極的に活用しろ!

個人的にはこの部分は共感できながらも若気の至りは死ぬまで続くと思っているので人により考え方は様々ですね。

・「市場価値」が高いとはどいうことか?

市場価値はどの市場をいうかによって必要な価値が変わってきますが、基本的にビジネスの世界では「人」「もの」「金」をどれだけ多く自分の意思で動かせるかというのはあるかと思いますが、世の中にはこの三つはそれほど動かせなくても世の中の流れや動きに必要な人たちもたくさんいるのですが、ここの「価値」を自分にとって一番大切なものはなんなのかをみつけるのが大切ですよね。

・置かれている「環境」よりも「何をしようとするか」が大切

この考え方も大好きです。どうしたら正解なのか、運命を信じるみたいではなく、今の状況で何をしようとするか、しっかり生きていると間違いなく良い方向に進みます。

大切なのは自分を信じて自分に大丈夫問題ないと言い続けること。そうすると心が本当に楽になります。

・かつての日本企業の「強み」が見直され始めている

欧米諸国と比較してアジアの中でも特に日本は先進国の中で資本主義に対応しながらも日本独自の文化で見事に成功し、約30年前にはGDPでアメリカを抜いて一位になると予想されることもあるほどでした。

いわゆる失われた20年ということで悲観的に見られている日本経済ですが、個人的には人生の中で今の基礎体力をたっぷりつけられた時期だと感じているので全く悲観的ではないのですが時代への対応が遅く世界の流れに乗り遅れたと言われることも多いです。

社会人になってから毎日全世界の国々と仕事をしてきて日本の強みとして感じることは沢山ありますが、この本で言うところで共感するのは空気を読むチーム力の強さ。狭いコミュニティでうまく立ち回るハイコンテスト型の日本人はこれですごく成果を出すなと感じます。

・「オンリー・ワン」戦略は30代にしか狙えない

30代になると自分の好き嫌い、得意不得意が結構はっきりすると思います。

それを二つ、三つ掛け合わせて積極的に取り組むと仕事も遊びもなんでも面白くてしょうがなくなります。

私の場合は野球、国内外旅行、国際ビジネス全般、一人での仕事と遊び、といったところでしょうか。

これら一つ一つであればいくらでも自分よりすごい人はいますが三つ以上が全て同じとなるとなかなかいないですよね。まさにここは確率論。

・30代の人材が転職の土俵に上がるための条件

ここは結構あるあるで新しいことにチャレンジする可能性を残しながらもある程度実績と経験が重要視される場合が多いですね。とは言ってもこの一般論をステレオタイプとして持ちすぎると非常に危険でせっかくのチャンスを失ったり、見誤ったりします。

・チームを束ね、人を動かし、結果を出す力が求められる

この三つの力を求められるとかなり少数派に思われることが多いですが一昔前よりかなり多くの人がこの力を得やすくなってると思います。

というのも一人のカリスマ的なリーダーが管理をしていく時代から、そこで働く人が自発的にやりがいを持って働く人が一緒に働く人を支援する形でリーダーになる。

そういう人が集まるチームが素早く強くなるんですね。最近のチームスポーツを見ていても同じ雰囲気を感じます。スポーツはリアルにスピードとパワーと技術が必要ですが、ビジネスの世界ではこれらはいろいろなものに置き換わります。

ここについては今後の書評で「ティール組織」について詳しく書きます。

・不採用者の多くに共通していた3つのこと

いろいろな企業に不採用の理由はあるかと思いますが、私も採用面接で沢山の人たちをみてきた経験から、シンプルに元気がない、ネガティブ、コミュニケーションがとれない、仕事に対する熱量がない、誠実さが感じられない人はなかなかどこに行っても採用されにくいかと思いますね。

・挑戦とは「方向性」を定めるための準備である

すごく共感です。挑戦、チャレンジ、限界を知ることは同時にきつい、つらい、しんどいなども同時に体感するのですが、それで初めて自分について深く知ることができます。

それを準備と捉えるのは腑に落ちます。

・「自己を確立すること」から挑戦は始まる

上記の延長ですね。自己を確立してさらに自分のやりたいことに挑戦する。

そうすると雪だるまのようにどんどんいろいろなことが好循環になってきます。

・スキルの幅を広げることにもがく

もがくというとなんとも苦しそうですが、イメージとしては本気で好きな異性とのデートを最高のものにするために自分な貴重な時間を使ってリサーチ、準備、身支度をしてクロージングを目指す感じでしょうか。

そのためなら普段や面倒だったり嫌なことも気にせず夢中にできちゃいますよね。

・「転職」「独立」を前もって決める必要はない

・「会社に留まる」は「決断をしない選択肢」ではない

この二つも全く同感です。会社に留まるか、転職するか、独立するかの視点で迷ったり、選択をすると後々後悔したり、上手くいかないことが多いと思います。

上手くいかない原因は、世間体、世の中、他人の影響が大きいと思います。

自分のやりたいこと、心が踊るもの、フラットに自分の力が発揮できるものを中心に考えてそれが転職であれば転職、独立であれば独立という考え。

転職をしない人はやばいみたいなことを言う人もいます。

そういう人にブラされることなく自分で意思を大切にするのが大切ですね。

・将来像を定めるためのひとつの問い

禅の世界みたい、、、

・30代を大きく3つの期間に分けて考える

・33歳までは自己理解を深める

・30代中盤でビジョンを持てればいい

・今、30代がどんどん(こじんまり)してきている

良い歳こいてと言われるのがいよいよ30代ですよね。

そんなの気にしない!生まれた時も裸一貫、死ぬ時も裸一貫。

子供の時からワクワクすることそのままに生きたいですね。

そうすると本当に不思議と周りにそう言う人ばかりになります。

・挑戦する30代だけが40代で立ち止まらなくて済む

ここは40代にならないとコメントできない、、、、、

でもいわゆる世間から言う成功者は40歳からが一番楽しいっていうのは聞きますね、、、

・どんな難題も最後までやり通せるメンタルのつくり方

・「メンタルの強さ」は素質ではない

・あなたは「根拠のない自信」を持っているか?

自分のメンタルって自分でも気づかないこと多いと思います。

そもそもメンタルという言葉も世間で同一の認識があるようで解釈が全然違いますよね。

メンタルが強い方がいい、最後までやり通せるメンタルがいいという考えが基礎としてはすごく大事だとは思いますが、泳いでハワイに行こうとしても絶対に無理です。

ちゃんとほかに行く方法を探すのも大事なメンタルの一つ。

ただ、根拠のない自信だけでここまでやってきた自信はなぜかあります(笑)

・プライベートからでも挑戦は始められる

・〈楽しむ〉機会を意識的に増やす

・仕事とプライベートの両方を充実させる方法

・自分の将来につながることだけに時間を割く

まさか、自分の議事録として始めたブログが実際にお金を生むなんて思ってなかったです。

お金がなくてもやりたいことが本当にやりたいことというのは一部納得です。

プライベートというのは要するに自分が一番やりたいことをやるわけですから、

当然と言えば当然かと思います。それが挑戦になり、お金になるといよいよ本格的な朝鮮になるんだなと思います。

・「なりたくない上司」は反面教師として利用する

実はこういう人って人生に必要不可欠って本当に実感します。

特に上司の一部しか見えてない上司の場合、後から色々メッキが剥がれる場合が多々あります。

一緒に仕事をしていて価値観みたいなものも共有している場合、自分の悪いところも面白いように見えてきます。そう言った場面で自分を許し、認めるとさらに楽にスムーズに物事が進み、自分にとって付き合うべき人、そうでない人がはっきりします。

ピンチはチャンス、表裏一体、昔から有名な言葉って結構大切な本質の場合が多いです。

・挑戦することで、必要なときに必要な人と出逢える

挑戦、チャレンジする、人と話す、自分の考えや意見や思いを伝える、それがまた誰かに伝わる、自分でも情報を求める色々なことが俎上効果で人に出会うのは実体験としてめちゃあります。

・今の自分には想像もできない飛躍が待っている

・「やらなかった後悔」の念は一生残る

やった後悔は日に日に小さくなるけど、やらなかった後悔は日に日に大きくなる。

・焦らずに、ステップをひとつずつ経ていけばいい

・挑戦が、必要な人との出逢いをつくってくれる

興味がある方はぜひ!



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